?推進校強化=近畿大会・全国大会で、上位入賞の可能性のある候補チーム及び候補選手のいる学校を指定し、中・高連携のもとに長期的に競技力向上を図るとともに、学校としても学校経営と関わらせ「特色ある学校づくり」の1つの柱として位置付け、学校の活性化に生かすなど、相乗効果も期待できる事業である。合宿=8競技、10校、候補生徒111名、県内外2泊3日

2. 強化に連なるその他の取り組み・事業
1)組織強化
A. 中堅指導者研修派遣
毎年6競技種目を選定し、中堅指導者として、より広い視野での指導力を磨くため、中学生の高レベルの競技力をつぶさに観察して分析したり、他府県の優秀な指導者との交流や、指導を仰ぐ機会をつくり、本県指導者のリーダーとしての資質向上をはかるため、全国規模の研修や、大会祝祭に派遣する。
B. 指導技術養成研修会
中堅指導者の育成を目指し、熱心な初心指導者等を対象に指導技術養成研修会を行う。各競技ごとに開催。
20競技、対象教員450名、実技を含む研修1日
C. 審判技術研修会
審判員、競技運営役員の養成研修会を各競技ごとに専門部委託で開催し、審判技術の習得と、レベルの向上をはかり、充実した、競技会が行えるように努めている。
D. 中・高連絡会
中・高体連連絡会、各競技種目別中高連絡会を計画し、両面から、情報を交換し、連携を密にした選手育成の基盤整備を目指すとともに、中・高体連が抱える諸問題について研究協議し、解決を図ろうとするものである。中・高体連連絡会=年1回、競技別=1〜2回、随時
2)各種大会派遣費補助
保護者負担の軽減を図り、生徒が、心おきなく大会に参加できるよう、公式大会参加については、個人負担(保護者負担)がないように配慮努力している。県大会までの大会(ブロック・県)は、各市町村の公費でまかなわれ、近畿・全国大会については、県の補助金で、約1/2を補助し、残り1/2を各市町村で補助していただく形を定着させている。
3)中体連育成強化
県中体連の要である事務局組織と運営が確立されることも大切な要素である。本県中体連事務局は、理事長所在の学校におき、理事長は、学校に籍をおきながら、授業担当補充として臨時講師1名を手当していただいて進めてきた。全国大会の開催担当等、事業内容の充実を目指すなかで、事務量の増大に応じ、特別大会開催時など多忙が予測される時期や、年度に半年分程度の事務職員配置予算をいただいてきたが、昭和61年度から、県の手当として、年間を通じて事務職員を配置してもらうことができた。
平成3年度、県高体連とともに中体連も、理事長は、県教育委員会保健体育課指導主事格として、県教委に籍をおき、課内に事務局を設置していただいた。平成8年度には、事務局長の配置をいただき、県教委保健体育課の直接の指導援助や関わりを得て、安定し、充実した活動が展開できるようになっている。
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